試して解ったMuc-Offクリーナーの実力
泥汚れのマストアイテム
富士見パノラマを始め、ふじてんリゾートの洗車場に供給されているMuc-Offの「ナノテックバイククリーナー」は、1994年にイギリスで販売されたバイク用クリーナー。素早く汚れを落とす洗浄力と、使い勝手の良さのおかげですぐに世界中に広がり、現在でも売れ続けているベストセラーバイククリーナーだ。
生分解性なので自然環境に影響を与えず、どんなフィールドでも使用できるのも特長のひとつ。もちろんカーボンを含むバイクパーツと表面に安全で、シールを傷めることもないので、安心して使用することができ、「PROJECT GREEN」という「いまある自然を次の世代のために守る」というSDGsを考慮したプロジェクトを開始。環境負荷を低減させるためにプラスチックの使用を制限したり、なるべくゴミを出さない工夫も行っている。
すでに設置されているフィールドで多くのライダーが使用しており、洗浄力を実感していると思うが、実際に洗車場で見ていると、クリーナーを吹きかけてすぐにブラシで洗い流しているライダーが多いことに気がついた。
このクリーナーの利点はナノテクノロジーを使用し、汚れや泥を浮き上がらせてから落とすこと。
下記の手順を踏むことで、より簡単に汚れを落とすことができ、その性能を体感できるはずなので、正式な洗い方を紹介したい。
効果的なMuc-Offクリーナーの使い方
STEP 1:流水で大まかな汚れを落とす
まず、表面に付いた砂や泥を洗い流すため、全体を流水で洗い流す。そのままブラシを使用すると塗装面が傷いてしまうので、しっかりとバイク全体を流す。
STEP 2:全体にまんべんなくクリーナーを吹き付ける
ナノテックバイククリーナーをバイク全体にスプレー。汚れの目立たない部分や、目の届かない部分も忘れずにしっかりと吹き付けることが重要。ゴムやカーボンパーツにも影響がないので、たっぷりと使おう
STEP 3:そのまま3〜5分待つ
クリーナーに含まれる汚れよりも細かい洗浄成分が全体に浸透し、内部から汚れを浮かすため、3分くらいそのまま放置する。この間に表面と汚れの間に浸透し分解を始める。
マット塗装のバイクでも驚くほど汚れが落ちるのはナノテクロロジーによる効果だ。
STEP 4:頑固な汚れをブラシで落とす
スポンジや毛先の柔らかいブラシでバイク全体をブラッシング。ここでは富士見パノラマに備え付けられたブラシを使用しているが、Muc-Offには各部に最適なブラシも用意されている。
全体をブラッシングしたら分解された汚れとクリーナー成分をしっかりと流水で十分洗い流す。弱アルカリ性なので、少しヌメリがあるのが特長。泡がなくなってヌメリが落ちるまで流水ですすぐ。
STEP 5:乾燥させて完成
上記の手順を踏むことで、ナノテックバイククリーナーの効果を最大限活用でき、このクリーナーを使用すると簡単に新車のような艶が復活する。さらにMuc-Offには洗車後のアフター用に、水置換性のコーティング剤など、魅力的なケミカルが数多くラインナップされている。
それらの紹介は、こちらのページで確認することができるので参考にして欲しい。
細部の汚れも落ちる
しっかりと正しい手順で洗車することで、上の写真のように、リムとタイヤの間に入り込んだ泥汚れも簡単に洗い流すことができる。吹き付けて、3分放置というだけで、いままでより驚くほど汚れを除去することができた。
ドライブトレインの油汚れには
チェーンやカセットなど、洗車だけでは簡単に落ちない汚れには、石油系の溶剤と洗剤が一緒になった「DRIVETRAIN CLEANER」がオススメ。
石油系溶剤で油汚れを浮かし汚れを包み込むことで、油分、水、洗剤が乳化することで他の部分に汚れが移ることもなく素早く洗浄が可能なケミカル。さらに表面に薄い油膜を形成するため、潤滑用ルブリカントの浸透もしやすくなる。
注意点:やや強いケミカルなので、吹きつけから洗い流すまで手早く行うことが重要。目安としては3分以内にすすぎまで完了したい。長く放置したり、成分が残っていると、塗装面やリム面に影響を与える可能性があるので注意が必要だ。また、油分を含むため、ディスクブレーキ周りにはかからないように注意が必要だ。
注意点にちょっとひるみがちだが、手早く簡単に油汚れを落とせるので、こちらの使い方も紹介する。
また、こちらで落としたあと、NANO TECH BIKE CLEANERで洗車すると、より効果が体感できる。
STEP 1:ドライブトレイン全体に吹き付ける
ボトルを良く振って、コンポーネント全体にスプレーする。
STEP 2:最大1分放置する
やや強い洗剤なので、素早く浸透するので長時間の放置は厳禁。
STEP 3:汚れをブラシで掻き出す
チェーン、スプロケット用ブラシで手早く汚れを掻き出す。
STEP 4:十分な水でしっかりとすすぐ
水と反応し、乳化し白濁するので白濁がなくなるまでしっかりと洗い流す。
この手順を守ることで、バフバフの砂塵がこびりついたチェーンやスプロケット、油分と土のしつこい汚れが付きやすいディレイラーブーリーなどもキレイに洗浄でき、メンテナンスの手間を省くことができる。特にどこまで水ですすげば良いかがわかりやすく、洗車時の満足感も高い。さらにドライブトレイン用のケミカルを使用することで、変速性能を維持することができる。
NANOTECH BIKE CLEANER
価格:¥2,190(1Lボトル)、¥4,950(1L×4粉末状詰め替え)、¥5,280(4倍希釈用1L)
その他に大容量ボトルや大容量希釈用等も用意。できるだけプラスチックゴミを出さない取り組みの一環として、店頭にNANOTECH BIKE CLEANERの空ボトルを持ち込めば、お得に補充できるリフィルステーションを全国で展開している。
リフィルステーション設置店はこちらから
DRIVETRAIN CLEANER
価格:¥3,960(500mlボトル)、¥4,620(詰め替え用750ml)
ドライブトレイン洗浄用のチェーンマシーンとのセットやスプロケット用ブラシも用意されている。
バイククリーナー設置バイクパーク
下部リストのMTBパークの洗車場にはナノテックバイククリーナーが設置されているので効果が気になるライダーは積極的に使用しよう。前述の手順をしっかり守ることで、最大限の効果を体験できる
富士見パノラマリゾートMTBパーク | 長野県諏訪郡富士見町富士見6666-703 |
ふじてん | 山梨県南都留郡鳴沢村字富士山8545-1 |
白馬岩岳MTBパーク | 長野県北安曇郡白馬村北城12056 |
スマイルバイクパーク | 東京都稲城市坂浜734 |
フォレストバイク | 神奈川県小田原市荻窪 |
UP MTB PARK IN KANNABE | 兵庫県豊岡市日高町栗栖野59-78 |
問合わせ:ダイアテック