永田隼也選手のサポートバイクと装備紹介

ダウンヒル、エンデューロ競技だけでなく、幅広いバイクでのレース活動を行う永田選手の2024年の体制が発表された。今年も海外のエンデューロワールドシリーズへの参戦も予定されており、一緒に戦う最新のバイクで、グローバルローンチ間もないROCKY MOUNTAIN ALTITUDE CARBONが、ENS初戦となる富士見高原で展示された。

現在は残念ながら冬季トレーニング中の負傷からのリハビリ期間のため、実際にまだライディングはしていないが、いかにも高性能を期待させるバイクに仕上げられている。

また、シマノシューズの「GE900」ビンディングシューズに、永田選手専用デザインにネームが入ったワンオフモデルもお披露目され、注目を集めた。

PROFILE

所属チーム名>:TEAM A&F / OAKLEY
永田隼也 (ながたじゅんや )
出身地:神奈川県
生年月日:1988年8月13日

幼少期よりマウンテンバイクに親しみ、16歳でダウンヒル国内シリーズ戦の最高峰であるエリートクラスに当時最年少で昇格。
2006 年には海外チームに在籍 し、 MTBダウンヒル ワールドカップを転戦。
2010 年全日本選手権で 準優勝を飾り、2015年全日本選手権MTBダウンヒル競技で悲願の初優勝。
2020、2021、2023年とエンデューロナショナルシリーズで総合優勝。現在はエンデューロ競技へフォーカスし、第一人者として国内外で活動 。その他の競技でもすべての カテゴリ( JBCFロード、クロスカントリー、シクロクロス)でエリート在籍を達成。

パーソナルスポンサー
オークリー(アイウェア・ルックスオティカジャパン)、ジャガーランドローバージャパン、シマノ、リザーブ(ホイール)、ピーティーズ(メンテナンス用品)、フォックス(サスペンション)、マキシス(タイヤ)、トピーク(工具)、富士見パノラマリゾート、マーシュ(車両メンテナンス)、西が丘デンタルクリニック、ワコーズ(ルブリカント)、ズイフト(トレーニングアプリ)

2024年のエンデューロを戦うエンデューロバイク

ROCKY MOUNTAIN ALTITUDE CARBON

昨年までのバイクとの大きな違いは調整可能なフロントセンターを調整可能なヘッド、ダウンチューブのストレージボックスなど、レース時に「欲しい!」と思う機能が追加されたこと。早く本格的に乗ってみたいと話す。

ダウンヒルレースには昨年モデルチェンジを行ったROCKY MOUNTAIN SLAYERを使用する予定だ。

各部詳細

ドライブトレイン、ホイール周り、サスペンションは、パーソナルスポンサーを受けるパーツを使用。シマノパーツやFOXのサスペンションなど、長年永田選手とのタッグを組み、信頼性に疑いのないパーツを採用している。また、軽さと剛性に定評があり、ワールドカップレースでの実績もあるリザーブのカーボンホイールは、コースで求められるハイスピードのために前後29インチをチョイスしている。ハンドル回りは剛性に加え、信頼性のあるRENTHAL。35mmクランプにショートステムを使用する。

ストレージにはO2ボンベ2本、基本整備のできる携帯ツール、チューブのほか、携帯食などを収納するという。国内のエンデューロレースとは異なり、ステージの距離やコース難易度も非常に高く、余分なモノを削ぎ落とした結果といえる。このあたりの装備品に関しては、今後、機会を設けて紹介したい。

永田選手専用のワンオフシューズ

世界で数人しかいないというシマノシューズのカスタムモデル供給を受ける永田選手のGE900。標準はブラックとなるが、ホワイトにデジタルカモのプリントによって、精悍さを増している。

この新型シューズは、ミドルソールのねじれやソールゴムのコンパウンド、パターンも研究され、エンデューロ・DHの用途に最適化されており、妥協なくすべて自社で製造されるハイエンドのダウンヒル・エンデューロモデルだ。

土踏まず部分にまでペダルチャンネルを延長しクリートをキャッチしていない状況の安定感を向上させるなど、競技の特殊性なども考慮された造りとなっている。

2024年の活動予定

4-10月 国内 Enduro National Series シリーズ参戦
7月 全日本自転車競技選手権大会-マウンテンバイク
  シマノバイカーズフェスティバル
8月 ヨーロッパ遠征
9月 カナダ遠征

問合わせ:エイアンドエフSHIMANO