幾田悠雅が3年連続で総合優勝を飾る!
エンデューロ競技ばかりでなく、先日開催されたredbull downtimeでも優勝を飾った幾田選手(輪娯館)。
2022,2023に引き続き、2024もシーズンチャンピオンとして表彰台に上がった。まだ高校生ということもあり、これからのグラビティー系MTBを牽引する選手として注目が集まる。以前のバイクリポートから、サスペンションや、リアカセットなど、パーツ構成はアップデートされている。
11/16-17 最終戦富士見高原ステージ
2014年に始まったENS(エンデューロ・ナショナル・シリーズ)。世界でも注目されるエンデューロ競技のフォーマットを採り入れたレースで、3ステージ程度設けられたSS区間を一人ずつタイムアタックし、総合タイムによって順位を決める。スタート地点までは一部を除き自走で向かうため、バイクも総合性能も問われ、140〜160cm程度のWサスバイクが選ばれることが多く、
今回の富士見高原ステージは春に開催されたコースを一部改良されて開催された。24年のシーズン本戦で、すべて優勝を飾り、すでに総合優勝が決まっている幾田悠雅選手が最終戦も制し、全戦優勝するのか?という点だった。対する有力選手として常に上位に食い込み、コンマ差で優勝を逃している土屋聖眞選手(カトーサイクル)、全日本DHを制した井本はじめ選手。
結果は第1、第3を1位を取ったものの、第2で2秒あまりの差を付けた土屋選手が総合で優勝、2位に幾田選手、3位に井本選手となった。今年は春先の負傷によってレースエントリーを見送った永田選手も復帰するため、さらに優勝争いは激化するだろう。
ENSの新しいコンテンツも好評
前回の野沢大会では前日夜、新しいMTBムービー「ANYTIME」のジャパンプレミアが開催され、今回は新たな取り組みとして、レース参加者でなくても前日の練習時間に本コースを走ることができる「TRAIL RIDE」と、海外でのエンデューロ競技経験豊富な永田準也選手によるコース攻略スクールなどが開催された。
ENSでは、今後もさまざまなコンテンツ提供を積極的に行っていくということで、個人的にも来年の開幕も待ち遠しい。
協賛ブースではシマノのグラビティーシューズのフィッティングや、好評のVITTORIA MAZZAタイヤの試し履き、gotalのチェーン洗浄サービスなど、よりユーザーに沿ったサービスに人気が集まっていた。また、空き時間には新型車両についてじっくりと話を聞いたりと、あらためて出展者にもおおきな意味のあるイベントだと感じた。
シマノシューズの展示やフィッティング
VITTORIAのタイヤ体験
SHIMANOからのサプライズプレゼント
今年メインスポンサーとなったシマノから、プロクラスのAAを除いた年間総合3位までのライダーに、オリジナルの名前を刻んだシューズのプレゼント。1位には来年AAクラスへの昇格が決まった朝倉選手が勝ち取った。2位は大野選手、3位に石川選手。彼らの来季の足元に注目したい。
問:ENS JAPAN
第3回目の開催となるRed Bull Downtime
最新DHタイヤに生まれ変わったHigh Roller
ROCKY MOUNTAINのSLAYER、ALTUTUDE、INSTINCTを一気試乗
抜群のフィット感とプロテクションを装備
ベーシックなリジッドMTBがさらにグレードアップ
フレックス方式でさらに軽量化されたXCレーシングモデル
XCジオメトリーを踏襲したダウンカントリーモデル
KONAの第3世代に進化したPROCESS 153 G3と134 G3を試乗