沢田選手の足元を支えるシューズ

全日本のタイトルを手中に収めた沢田選手のシューズ

以前NEW PRODUCTSで紹介した、SHIMANOのハイエンドSPDシューズ「SHIMANO XC9」

今回は、先ほど全日本XCOチャンピオンを獲得し、新型のSHIMANO XC9を履く沢田時選手が実際に履き込んだレビューをお届けしたい。

沢田時選手といえば名門「宇都宮ブリッツェン」に所属し、XCOではアジア選手権、XCC、XCOの全日本選手権と大きなレースで勝利を重ねており、将来のロードのチャンピオンも目標とするトップ選手で、このシューズを履いてからレースで連戦連勝を飾っている。そんな沢田選手が使用しているシューズには、どんな優位性があるのかを尋ねた。

SHIMANO XC9

沢田選手のXC9レビュー

ずば抜けたフィット感でトラクションコントロールも容易

自分は前モデルも履いていたのですが、そのモデルよりもかなりフィット感が向上しています。
たとえば、トラクションを意識して引き足で登っていくような状況でも足がブレることなくしっかりとトラクションをコントロールすることができる。これはシューレースパターンとアッパーのラッピングの良さもあるのですが、強く締め付けなくても一体感があるのが非常に好印象です。

通常BOAダイヤルのシューズは締めれば締まり、フィット感が増します。フィット感を求めて強く締めすぎてしまうと、弊害として足の一部分だけ痛くなったり、足の動きが制限されてしまうようなこともあるのですが、このXC9についてはガチガチに締めず、少しクリック数に余裕があるくらいでも十分に乗ることができるほどフィット感があります。

自分が一番気に入っているのは、シューズの評価ではありきたりになってしまいますが「フィット感」です。さらにBOAダイヤルにシールドが付いたのも良く、以前シクロクロスでバイクを担いで走っている際に、誤ってシューズを蹴ってしまいダイヤルが緩んでしまったという経験があるので、この機能はとても安心できます。

前作から感じていましたが、ソールのパターン、固さも、シクロクロスで走る際にもとても走りやすく、その部分もとても気に入っている部分です。

XC9のスペック

¥57,200

クロージャー:BOA(Li2)2個
アッパー素材:マイクロファイバーシンセテックレザー+メッシュ
アウトソール素材:ULTREAD XCラバー
ミッドソール素材:カーボンファイバーコンポジット
サイズ:36〜48(39.5〜43.5はハーフサイズあり)
カラー:ホワイト、ブラック
重量:290g(サイズ42)
剛性:11
ラストタイプ:SHIMANO ダイナラスト
最適なペダル:PD-M9100

大きく進化を果たしたXC9

沢田選手のレビューでわかるとおり、見た目ではあまりわかりづらいXC9の進化した部分はかなり大きく、前作の優れた部分を踏襲しながら、フィット感やBOAの機能を向上させるばかりではなく、全体的に改良が施されているといえる。

一番繊細にバイクをコントロールする足裏の感覚が重要なのはコギにおいてもコーナリングにおいても同様だ。その一体感をさらに向上させることでアスリートの不安やストレスを低減させてくれるギアのひとつとして重要な役割を果たす新型シューズ。このアイテムは、沢田選手の2024,25のシクロクロスチャンピオンの獲得にも強い味方となってくれるはずだ。

XC9は7/27,28に富士見パノラマリゾートで開催されるシマノバイカーズフェスティバルでの展示もあり。気になったらぜひシマノブースへ立ち寄ってみよう。

XCシリーズは、シマノオンラインストアから購入することが可能

シマノオンラインストア:https://shop-jp.shimano.com/collections/mtb_shoes/MTB

問:シマノ