SHIMANO GE 9 & GE 7の履き心地
清水一輝選手の足元を支えるSPDシューズ
以前NEW PRODUCTSで紹介した、SHIMANOのグラビティー向けSPDシューズ。
今回は、今年からSHIMANOフットウェアのサポートを受ける清水一輝選手が実際に履き込んだショートレビューをお届けしたい。
SHIMANO GE 9
優れた履き心地と抜群のフィット感
GE9とGE7があるけれど、ダウンヒルで使うならGE9が最適。ペダリングや踏み込む際にはしっかりとした踏み心地がありながら、コーナリング時などではサイドに適度なしなりがあるため、路面にしっかりとタイヤを押しつける感覚がよりダイレクトに感じることができる。独特なミドルソールによる剛性バランスもいいので、特に何かを意識することなく、自然にライディングを楽しめる。
フィッティングは抜群で、ヒールカップが深くしっかりとしているおかげもあって、シューレースをあまり締め付けなくてもシューズ内部でかかとやつま先が浮き上がることがなく、シューズのソールやアッパーなど、シューズ全体からホールドされている感じ。非常にフィット感がいいのでどこか一部にストレスや不快感を感じることもなく、いままで自分は使用してきたシューズでは一番しっくりして非常に気に入っている。
GE 9 のスペック
¥29,150
クロージャー:BOA(L6)1個、シングルストラップ
アッパー素材:合成皮革
アウトソール素材:ULTREADラバー
ミッドソール素材:カーボンファイバー強化ナイロン+EVA
サイズ:40〜44
カラー:ブラック
重量:423g(サイズ42)
剛性:7
ラストタイプ:VOLUME TRAILラスト
最適なペダル:PD-M9120、PD-M821
SHIMANO GE 7
適度な剛性と上位モデル譲りの履き心地
国内で開催されているエンデューロや、トレイルでは、GE9に比べ、若干ソールが柔らかいGE7の固さが気に入っている。硬すぎないので急な坂路の押し上げなど、歩く状況でも疲労が少ないように感じる。
履き心地やフィット感などは、上位モデルの優れた点を踏襲しており、シューレースを硬く結ばなくても歩行、ライド共にしっかりと足裏に付いてくるという感覚で、全くストレスを感じることはない。また、GE9よりも、軽量化されていることで、長距離のトレイルなどで足への疲労を軽減してくれる。
GE 7 のスペック
¥23,100
クロージャー:シングルストラップ、シューレース
アッパー素材:合成皮革
アウトソール素材:ULTREADラバー
ミッドソール素材:グラスファイバー強化ナイロン+EVA
インソール:ボリュームツアーカップインソール
サイズ:40〜44
カラー:ライトグレー、ブラック
重量:417g(サイズ42)
剛性:6
ラストタイプ:VOLUME TRAILラスト
最適なペダル:PD-M8120、PD-M821
GE9、GE7どちらかで迷ったら…
レース指向ならGE9、多目的ならGE7ということではなく、GE7でもレース走行に不安な部分はないのは間違いないので、クロージャー方法がBOAかシューレースか、ソールの固さの好み、予算で選んでも十分な満足を得られるはずだ。グラビティーライド時の足裏の動きや体重の掛かり方を研究されて開発されていることがよくわかり、全く不安を感じることはない。どんなウェア、バイクにもマッチするシンプルなデザインも万人に勧めることができる。
また、積極的に試着用のブース出展なども行われており、ENSレース(ライツを除く)や、7/27ー28に富士見パノラマリゾートで開催される「第32回シマノバイカーズフェスティバル」でシューズのサイズ計測ツールを使用して自分のジャストサイズを再確認することができ、そのサイズのシューズを試すことができるので、ブースに立ち寄って履き心地を試すことで、。
エンデューロワールドシリーズに参戦する永田隼也、全日本DHチャンピオンの清水一輝、井手川直樹ら日本を代表するトップライダーが、GEシリーズを使用していることからも、優れた性能と履き心地は折り紙付きといえ、一度履き慣れたら手放せないアイテムになるだろう。
GEシリーズは、オンライン限定モデルもラインナップされ、シマノオンラインストアから購入することが可能
シマノオンラインストア:https://shop-jp.shimano.com/collections/mtb_shoes/MTB
問:シマノ